震災で二次災害が多発した防煙垂れ壁

一定規模を超える商業ビルやオフィスビル等には、「防煙垂れ壁」と呼ばれる防火設備の設置が義務付けられています。火災発生時に煙や有毒ガスの拡散を防ぐために、天井から50㎝以上垂らす間仕切りで、その多くは美観を保つためにガラス製のものが使用されていました。しかし、2007年の中越沖地震や2011年の東日本大震災でガラスが人や設備機器、什器や商品に向けて落下・飛散するという二次災害が多数発生したことを契機に、安全性を重視し、かつ美観も維持できる高透明で樹脂製の不燃シートのニーズが高まりました。 

グラスファイバーとポリ塩化ビニルの融合で生まれた高透明性

基布に100%のグラスファイバーを、樹脂には透明な特殊樹脂ポリ塩化ビニルを使用、この両者をウェーブロックグループの独自技術により融合させることで、不燃性で透明度の高いシートを開発しました。
樹脂の特徴を確保しつつ、90%という高い全光線透過率と透明性を実現。これを防煙垂れ壁に使用することで、美観を保ちつつ震災時の安全性を高めることが可能となりました。
また、ガラスの約10分の1の軽さにより運搬・施工が容易となっており、普及促進が期待されています。

ウェーブロックグループの「高透明不燃シート」

ウェーブロックグループの高透明不燃シートは、不燃・軽量・割れない・飛散しないを特長とする、独自開発製品です。
設置にあたっては、軽量であるため天井の補強工事等の必要がなく、新築時はもちろん空間のレイアウト変更等にも容易に対応できることから、幅広い需要が期待されています。また、国土交通大臣の不燃材料認定を取得しており、内装制限を受ける特殊建築物の間仕切りとしても使用可能です。