【ウェーブロックグループとは】
ウェーブロックグループは、建設資材、農業資材、工業資材、食品包材など多岐にわたる製品を販売している株式会社イノベックス(以降、INX)と、金属調加飾フィルムなど次世代の高付加価値製品の製造、販売している株式会社ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジー(以降、WAT)の2社を中心としており、北米、中国、ドイツ、タイ、韓国に海外拠点を置く素材同士をハイブリットする会社である。

【始まりは農作業用の合羽から】
ウェーブロックの始まりは、東京オリンピックがあった57年前の1964年になる。始まりの年の従業員数は4人になり、農商業用の合羽のテイジンナイロン・ウェーブロックコートから始まった。販路を確立し全国を巡り代理店網を作り上げるために、通算移動距離113千kmにおよぶ移動の末、車を乗り潰した全国行脚で、110箇所の代理店を作り出すことが可能となった。

2005年までには、従業員数は414人になり、支社工場は7箇所に増えた。2005年までに起こったこととして、塩化ビニル壁紙ベースの生産を開始し、ポリプロピレン(PP)シート業界にも参入。東京証券取引所市場第二部に上場。工場、子会社が増え、商品ラインナップが充実し、2005年に商号を「ウェーブロックホールディングス(株)」に変更。

2021年までには従業員数は578人になり、支社工場は14箇所、海外拠点も5箇所になった。2018年には東京証券取引所市場第一部指定となり、INX、WATを設立。海外拠点をアジア・ヨーロッパ・アメリカに広げ、品質の向上、製品開発等を目指している。

【一度は触ったことがある！身近にあるウェーブロックグループの製品】
ウェーブロックグループが提供するソリューションは多岐にわたり、生活や産業に溶け込んでいるものが多い。実例を挙げていくと、INXでは、乳製品、菓子、コンビニエンスストア等での弁当容器などの各種食品用パッケージの素材。農作業現場では遮光・遮熱ネット、無農薬・減農薬栽培に役立つ防虫シート、寒さ対策の保温シート。倉庫、工場、作業場などには間仕切り用のカーテン、シートシャッター。工事現場での粉塵飛散や落下物の防止、防音などの安全環境を守る、工事用シート・メッシュといった仮設建設資材など、一度は目にしたとのある製品がとても多い。特に、家庭用の網戸張り替え用ネットなどは国内トップシェアとなっている。WATは金属調加飾フィルムを販売。金属調加飾フィルムは金属に見えるフィルムで、自動車や冷蔵庫、洗濯機といった製品に採用され、電波透過性、曲げてもシワになりにくい延伸性、経時での金属のはがれ等が発生しない密着性などが特徴となっている。また、お菓子の包装などに使用されるティアテープやカットテープといった軟包装から段ボール、紙袋まで、あらゆる包装材の開放性を高める開封用のテープを取り扱っている。これらのウェーブロックグループの製品は、生活のインフラとして欠かせないものも多く、我々の身近にいつも存在するものである。

ボンガードやタフニールを加工し、新型コロナウイルスの感染対策やワクチン接種会場を清潔に保つための環境整備資材を販売。

自動車外装等に用いる金属調加飾フィルムは、電波透過性や光透過性という特性を活かして新たな自動車開発への貢献を行う。

今後もあらゆる分野に向けて課題意識を持ち、アイデアと技術によって世の中の「不」を解決することに挑戦していく。

【設⽴】1964年6⽉20⽇
【資本⾦】21億8,504万円
【代表取締役兼執⾏役員社⻑】⽯原智憲
【本社所在地】〒104-0044 東京都中央区明⽯町8-1 聖路加タワー13F
【URL】http://www.wavelock-holdings.com/ja/index.html
【事業内容】持株会社、グループ全体の戦略策定、資源配分、経営管理
 

【設⽴】2013年2⽉6⽇
【資本⾦】1億円
【代表取締役兼執⾏役員社⻑】杉⼭隆博
【本社所在地】〒104-0044 東京都中央区明⽯町8-1 聖路加タワー13F
【URL】http://www.innovex-w.co.jp/
【事業内容】プラスチックシート・フィルム、合成繊維製網製品、その他加⼯製品、関連商品の販売

【設⽴】2010年4⽉1⽇
【資本⾦】1億円
【代表取締役兼執⾏役員社⻑】島⽥康太郎
【本社所在地】〒104-0044 東京都中央区明⽯町8-1 聖路加タワー13F
【URL】http://www.wavelock-at.co.jp/
【事業内容】⾦属調加飾フィルム、医療⽤湿布基材、⾼透明多層シート、開封テ　ープ、各種関連商品等の製造・販売