新たな『組み合わせ』から 他にはない価値創造に取り組む

今から30年程前のこと。
私はとあるビジネス・スクールを受験しました。
その入学試験でのこと。
2日目の試験は小論文でした。
与えられたテーマは『創造について』。
『創造』とは何か?
企業における『創造』とは?

 

「さてどうするか?」

 

さんざん考えて書いた答えの趣旨は、以下のようなものでした。

 

「『無』から『有』を生みだす『真の創造』とは、神のみに許された行為。人間に出来る『創造』とは、あるモノと、あるモノを『組み合わせ』ることで、それまで世の中になかったモノを創り出すことだと思う。」

 

「色に例えるなら、赤色と青色を組み合わせれば紫色が、青色と黄色を組み合わせれば緑色をつくることが出来る。しかも、混ぜる色の割合を調整することで無限の新しい色を生み出すことが出来る。このような行為が『創造』だと思う。」

 

「実際、世の中の新技術、新製品の多くは、既存の技術、機能の組み合わせで出来ているモノが多いのではないか?」

 

といったことを書いたはずです。

 

それから長い年月が経ち、10数年前に私はこの会社に入社しました。
入社して暫くの間、私は自問していました。

 

「ウェーブロックの強みは?」
「迷った時に拠り所とすべきウェーブロックの事業キーワードは?」
その時、思い出したのが前述の小論文に書いた『組み合わせ』のことでした。

 

当社の社名の由来でもあり、創業以来、未だに生産・販売されている『ウェーブロック』は、2枚の塩ビシートの間に波模様(ウェーブ)に糸を挟み、接着(ロック)した製品です。

 

ウェーブロックは、一見簡単な発想に基づいた製品ですが、従来品である単層シートに比べ、2枚のシートの間に波状に糸があるため、裂けが広がりにくく、また、農業用ハウス等に展張した際には、バタつきを抑えることが出来、強風時のハウス倒壊リスクを減らします。
ウェーブロックは、糸とシートという異なった特徴を持つ素材を絶妙な形で『組み合わせ』ることで、従来品には無い付加価値を生み出している製品なのでした。

 

「そうだ!この会社の原点で、しかも、将来の指針にもなるコンセプトは『組み合わせ』だ!」

 

素材と素材
技術と技術
組織と組織
企業と企業
人と人
思いと思い

 

いろいろなモノ、しかも、異なった特徴を持つモノを『組み合わせ』ることで、新たなモノが生まれて来るのです。

 

Integration for Innovation

 

これからもウェーブロックグループは、いろいろなモノを積極的に取り入れ、新たな『組み合わせ』を創り出すことで他にはない価値創造に取り組んで行きたいと思います。

 

ウェーブロックホールディングス株式会社
代表取締役 兼 執行役員社長
木根渕 純