ウェーブロックホールディングスを支えるTEAM Wavelock。
仕事と向き合い、人と技術・素材の可能性を探求しています。
2020年から、未来を描くための社員インタビュー。
vol.2 笑顔とコミュニケーションで |
2020年5月 |
---|

ウェーブロックホールディングスのマテリアル事業を担う古河工場。現在は、株式会社イノベックス、株式会社ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジーの生産拠点となっている。工場で働く従業員は契約社員やパートタイムも含めると約200名、勤続35年を超えるベテランから入社1年目の若手社員まで様々なスタッフが共に働く。
古河工場で働く人々を、事務という仕事で支えるのが人事総務課だ。取材チームが初めて古河工場を訪れたとき、工場全体の施設を案内してくれたのは人事総務課のA.Sさん。どの職場に行っても、彼女は工場の人たちに気持ちよく挨拶し、言葉を交わす姿が印象的だった。イノベックスに入社して5年目を迎えたA.Sさんに、入社のきっかけや現在の仕事についてお話しを伺った。

− A.Sさんはこの辺りが地元ですか?
A.S はい、このあたりです。実家も近いです。
− 会社の求人に応募したきっかけを教えてください。
A.S 通っていた高校に求人票があり、応募しました。もともと、事務の仕事がしたいと思っていました。
− 実際に入社してみてどんな印象でしたか?ギャップはありましたか?
A.S それは特にありませんでした。高校の先生から求人を紹介してもらった際に、すごくアットホームな雰囲気の会社だよと聞いていて、入社してからも皆さんに優しく接してもらいました。
− 自然と仕事に集中できましたか?
A.S はい、そうですね。
− 入社して初めに携わった業務を教えてください。
A.S 実は、最初から大きな仕事でした…。子会社の給与計算を任せたいと言われて、最初からその業務に携わりました。もともと担当されていた方が退職されるため、私が後任になる形でした。
− 人事の入社退社の事務処理なども担当されたのですか?
A.S はい、そうです。社員数はそれほど多くはなかったのですが、給与計算などは毎月あったので、大変でした。この業務を約3年間担当しました。
− 難しかったのはどんな部分ですか?
A.S 業務は人事総務課長から教えてもらいました。ただ、本当に何も知らなかったので、全部が難しいという感じでした。説明されても理解も追いつかなくて、全然わからないという日々が続きました。

− どのくらい経ってから、仕事に自信が出てきましたか?
A.S 事務は1年に1度しかないような仕事もあるので、2年間くらい経験してからです。最初はメモやノートを見ながら作業をしていたのが、見なくなったときに、出来るようになってきたと感じました。それから、工場の方たちに頼りにされたことで、自信がついていきました。
− いま、やりがいを感じる部分は?
A.S 年末調整などの際、工場の方たちに、ここを教えてとか、書き方を教えてと、聞かれることが多いんです。そういう時に、すごく頼りになるねと言っていただけたりすると、とてもやりがいを感じます。
− 工場の皆さんとやりとりするんですね。
A.S はい、そうですね。いろんな方とコミュニケーションが取れますし、そういう風に言って、頼ってくださる機会が最近増えてきました。
− コミュニケーションをとるなかで、大切にしていることはありますか?
A.S 笑顔をすごく大切にしています。
− それはいつ頃から意識していたんですか?
A.S もともと顔が不機嫌そうと言われることがあって、今でもよくあるんです(笑)。人からそういう風に思われるということを自分でもすごく自覚しているので、人事総務に入ってから、笑顔はきちんとしようと気をつけています。
− 先日は、工場内を案内してくれましたが、敷地内にはよく出向かれるんですか?
A.S いいえ、滅多に自分の席から動かないんです。入社したときには、(工場は)本当に迷路だと思いました。敷地内を全て覚えたのは入社して3、4年ぐらい経ってからです。ご案内した日の前日にも、実は道順をシミュレーションしました。(笑)
− そうだったんですね。どの職場に行っても、皆さんとお話しされていましたが、そういうところもアットホームな感じがありますか?
A.S そうですね、最近は皆さんが気軽に話しかけてくれたりして、すごく居やすいです。そういう会社です。

− 工場で作っている製品を実際に見て、どんな印象を持ちましたか?
A.S 入社前は、食品容器の成型加工をしていると聞いていました。実際に入社してみて、自分もよく利用するスーパーで売られている食品容器を作っていると知りました。母とも一緒に買い物に行ったりもするので、このパッケージはイノベックス製なんだなと、身近に感じます。
− 現在は、人事総務課に後輩はいますか?
A.S はい、2018年7月に年下の社員が入りました。
− 後輩と接する時に、何か気をつけていることはありますか?
A.S そうですね…。なるべく自分の話をしないで、彼女の話を色々聞こうと心がけました。頻繁に話しかけたり、仕事以外にもご飯に誘ったり、仕事で悩んでいることない?って、聞いたりして。はじめての後輩でしたし、歳も近いので、なるべく頼ってもらえるようにしようと思って接していました。
− これから後輩も増えて行くと思いますが、どんな人と一緒に働きたいと思いますか?
A.S 人間関係が一番大切だと思うので、誰とでも話せる方ですね。
− 今後の目標などはありますか?
A.S 本社の人事総務の方と連絡を取ることが多いのですが、私がわからないことを質問すると、すぐにきちんと答えてくれるんです。何でもご存知なんだ、すごいなと思うんです。私もそういうふうに、人から質問されたらすぐポンと答えられるような人事総務になりたいと思っています。
− より良く働いていくために、何かやってみたいこと、希望はありますか?例えば、お話に挙がった本社の人事総務の人に会ってみたい、などでも。
A.S はい、本社の人事総務に、仲の良い方がいます。よくやりとりしていて、本当に優しいお姉さんという感じで、大好きなんです。2回くらい工場に来てくださったこともあります。私は、入社式から本社に行っていないので、そうですね、会いに行きたいですね。(笑)
元気な挨拶や、笑顔ひとつで気分が軽くなったり、仕事が捗るようなことは、誰でも経験したことがあるのではないだろうか。人事総務課は、書類作成や事務処理を行う部門。しかし、その仕事の根幹にはコミュニケーションが欠かせない。工場で働くスタッフを理解し、共に働く仲間を慕いながら、じっくりと人を支えられる人になる。社内の信頼が、いずれ大きな会社の信頼にも繋がっていくのではないだろうか。